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一折
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ひとおり
ふりがな文庫
“
一折
(
ひとおり
)” の例文
こよい汁講のある由を、どこで聞きおよびましたか、てまえまで、
一折
(
ひとおり
)
のまんじゅうを持って、お取次ぎを仰いで参りました。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その他にも理由はいろいろあるが、あまり長くなるから略する事に致す。聞きたければ
鰹節
(
かつぶし
)
の
一折
(
ひとおり
)
も持って習いにくるがいい、いつでも教えてやる。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
去歳
(
こぞ
)
の冬江戸庵主人
画帖
(
がじょう
)
一折
(
ひとおり
)
携
(
たずさ
)
へ
来
(
きた
)
られ是非にも何か絵をかき句を題せよとせめ給ひければ我止む事を得ず机の側にありける桐の
丸火鉢
(
まるひばち
)
を見てその形を写しけるが
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
蓮
(
はす
)
の糸、一筋を、およそ枚数千頁に薄く織拡げて、一万枚が
一折
(
ひとおり
)
、一百二十折を合せて一冊に
綴
(
と
)
じましたものでありまして、この国の微妙なる光に
展
(
ひら
)
きますると、
森羅万象
(
しんらばんしょう
)
、人類をはじめ、動植物
海神別荘
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
折
常用漢字
小4
部首:⼿
7画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥