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一廻
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ひとまわり
ふりがな文庫
“
一廻
(
ひとまわり
)” の例文
両国橋
(
りょうごくばし
)
と
新大橋
(
しんおおはし
)
との間を
一廻
(
ひとまわり
)
した
後
(
のち
)
、長吉はいよいよ
浅草
(
あさくさ
)
の方へ帰ろうと決心するにつけ、「もしや」という一念にひかされて再び葭町の路地口に立寄って見た。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「すると
私
(
わたし
)
とは
一廻
(
ひとまわり
)
以上違うんだね。私ゃまた精々違って
十
(
とお
)
か十一だと思っていた」
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
はじめの
中
(
うち
)
は
一廻
(
ひとまわり
)
も太ったように思われて
痒
(
かゆ
)
さが
耐
(
たま
)
らなかったが、しまいにはげっそり
痩
(
や
)
せたと感じられてずきずき痛んでならぬ、その上を
容赦
(
ようしゃ
)
なく
歩行
(
ある
)
く内にも
入交
(
いりまじ
)
りに
襲
(
おそ
)
いおった。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
廻
漢検準1級
部首:⼵
9画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥