トップ
>
一刀
>
いっとう
ふりがな文庫
“
一刀
(
いっとう
)” の例文
端折
(
はしょり
)
を高く取って重ね
厚
(
あつ
)
の新刀を引き抜き、力に任せてプスーリ
一刀
(
いっとう
)
あびせ掛けましたから、惣次郎もひらりと身を転じて、脇差の柄に手を掛け抜こうとすると
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一刀
(
いっとう
)
をピタリと
片身
(
かたみ
)
青眼
(
せいがん
)
に
擬
(
つ
)
けたという工合に
手丈夫
(
てじょうぶ
)
な視線を投げかけた。
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
新吉は刀を取直して
又
(
ま
)
た
一刀
(
いっとう
)
三藏の脇腹をこじりましたから、三藏も
遂
(
つい
)
に其の儘息が絶えました。すると手早く三藏の懐へ手を入れ、胴巻の金を抜き取って死骸を川の中へ投げ込んで仕舞い
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一刀
(
いっとう
)
削
(
けずり
)
ては
暫
(
しばら
)
く
茫然
(
ぼうぜん
)
と
眼
(
め
)
を
瞑
(
ふさ
)
げば
花漬
(
はなづけ
)
めせと
矯音
(
きょうおん
)
を
洩
(
もら
)
す口元の愛らしき
工合
(
ぐあい
)
、オヽそれ/\と影を
促
(
とら
)
えて
再
(
また
)
一
(
ひ
)
ト
刀
(
かたな
)
、一ト
鑿
(
のみ
)
突いては跡ずさりして
眺
(
なが
)
めながら、幾日の恩愛
扶
(
たす
)
けられたり扶けたり
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“一刀”の意味
《名詞》
一振りの刀。
刀を一度振り下ろすこと。
一刀両断の略。言下に否定、批判すること。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
刀
常用漢字
小2
部首:⼑
2画
“一刀”で始まる語句
一刀彫
一刀三礼
一刀斎
一刀一拝
一刀斎勘兵衛