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一二
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いちに
ふりがな文庫
“
一二
(
いちに
)” の例文
それから、
一二
(
いちに
)
時間ばかり、亀は死にものぐるいで走りつづけたのです。そしてついに競走は亀が勝ってしまいました。
兎と亀
(新字新仮名)
/
ロード・ダンセイニ
(著)
俗間に濶歩するお
一二
(
いちに
)
の学生帽に
紅
(
あか
)
の帯紙を貼りつけ、黒い髭をぴんと生やし、
詰襟
(
つめえり
)
の黒服の右肩には
緒縄
(
おなわ
)
か何かのまがいの金モウルを巻きつけ
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
東京
(
とうきやう
)
の
區
(
く
)
到
(
いた
)
る
處
(
ところ
)
にいづれも
一二
(
いちに
)
の
勸工場
(
くわんこうば
)
あり、
皆
(
みな
)
入口
(
いりぐち
)
と
出口
(
でぐち
)
を
異
(
こと
)
にす、
獨
(
ひと
)
り
牛込
(
うしごめ
)
の
勸工場
(
くわんこうば
)
は
出口
(
でぐち
)
と
入口
(
いりぐち
)
と
同一
(
ひとつ
)
なり、「だから
不思議
(
ふしぎ
)
さ。」と
聞
(
き
)
いて
見
(
み
)
れば
詰
(
つま
)
らぬこと。
神楽坂七不思議
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
お
一二
(
いちに
)
というわけで、足を揃えて歩むが
如
(
ごと
)
き習い方をする書家の書道は、個々について見ますとき、誠に不見識で、是非とも百人が百人違った結果の字を書かなければならぬと思います。
習書要訣:――美の認識について――
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
あの恐るべき饒舌の何の名残も、あの金扇や日の丸の朱も、チョビ髭も、サーベルも、金モールも、お
一二
(
いちに
)
の帽子も、何一つとして、其処には影の影だに
止
(
とど
)
めて居らないのだ。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
“一二”で始まる語句
一二言
一二回
一二枚
一二年
一二尺
一二三四
一二時間
一二寸
一二人
一二月