“茶事”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃじ72.7%
さじ18.2%
ちやじ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは俘虜ふりょの中から、陶工をつれて帰れということでありました。秀吉は武人でありましたがなかなかの風流人ふうりゅうじんで、ことのほか茶事ちゃじに熱心でありました。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
心配の最中でありながら千利休を師として茶事さじを学んで、秀吉をして「辺鄙ひなの都人」だと嘆賞させたが、氏郷は早くより茶道を愛して、しかも利休門下の高足であった。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
小堀遠州といへば、茶人切つての技巧家だが、実世間の世渡りも万更ではなかつたと見えて、徳川の二代将軍秀忠にも気に入つて、茶事ちやじといへば屹度相談を受けたものだ。