“広葉”のいろいろな読み方と例文
旧字:廣葉
読み方割合
ひろば66.7%
ひろは33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雑踏した長い馬場ばゞを通り越すと、夜目にもそれと知らるゝ蓮池があつて、夏の夜風が白い赤い花と広葉ひろばとを吹動ふきうごかした。
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
少年の時に地理書で教へられた長い隧道トンネルを越えて伊太利イタリイはひり、マヂオル湖に沿うて汽車のはしまゝに風物は秋に逆戻りして、葡萄ぶだうの葉は赤く、板屋楓プラタアン広葉ひろばを光らし
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
この大和やまと高市郡たかいちごおりの高いところに、大きくしげった広葉ひろはのつばきがいている。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
日になげ無量むりやう広葉ひろはかきわけて
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)