“葉広”の読み方と例文
旧字:葉廣
読み方割合
はびろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この外『新古今』の「入日いりひをあらふ沖つ白浪しらなみ」「葉広はびろかしはに霰ふるなり」など、または真淵まぶちわしあらし粟津あわづ夕立ゆうだちの歌などの如きは和歌の尤物ゆうぶつにして俳句にもなり得べき意匠なり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
風ひびく葉広はびろ篠懸すずかけ諸枝もろえ立ちあざやけきさ火立ほだちあがれり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
色深き葉広はびろがしはの葉を広みもちひぞつゝむいにしへゆ今に
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)