“シユミネ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
暖炉33.3%
炉格33.3%
煖炉33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予等の外に白耳義ベルジツクの青年詩人が一人先に来合せて居た。翁は自分の椅子を予に与へて暖炉シユミネの横の狭い壁の隅へ身を退いて坐られた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
暖炉シユミネの火が灰がちな下に昨夜ゆうべ名残なごり紅玉リユビイの様なあかりを美しく保つては居るが、少しもあたゝかく無いので寝巻のまゝ楊枝やうじつかつて居た手を休めて火箸で掻廻すと
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
太い薪は炉格シユミネの中で、かつかかつかと燃えてゐたつけ。
ぐわつに成つたら一層寒くなるはず巴里パリイが今年はうした調子外れか好い天気が続いて僕の部屋などは煖炉シユミネかなくつてもいい様に成つた。少し街を歩けば外套が脱ぎたくなる程の温かさだ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)