“オーフェン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
煖炉50.0%
暖炉50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
煖炉オーフェンのそばでごろ寝したがるのをお尻をたたいて二階へ追いあげ、二人ずつひとつの寝台へ押し込んで丁寧に毛布でくるんでやった。
天井まで届くような大きな煖炉オーフェンの中で、白樺や落葉松からまつの太いまきが威勢よくはじけ、鉄架の上で珈琲沸パーコレーターがいつも白い湯気をふきあげている。
四時ごろキャラコさんが山小屋ヒュッテにつくと、一同は、煖炉オーフェンの前の床に胡坐あぐらをかき、シトロンの大きなコップを順繰りに廻して「乾杯」をしながら、でたらめな歌をうたって騒いでいた。
母親が息子に担がれて帰るときは母親が酔いすぎて大概泣いている。き出したばかりの暖炉オーフェンの前で加奈子が土の底冷えをしみじみ床を通して感じた独逸ドイツの思い出である。
豆腐買い (新字新仮名) / 岡本かの子(著)