“アレ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:あれ
語句割合
おいで16.7%
16.7%
16.7%
安礼16.7%
耕二16.7%
進め16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしたちは向うへ……ヤーシャ、おいでアレ! いま呼びますからね……(ドアの口へ)ワーリャ、そこはほっといて、こっちへおいで。さ、早く! (ヤーシャとともに退場)
桜の園 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
其身の皮悉くに風に吹拆フキサカえし故に、痛みて泣き伏せれば、最後に来ませる大穴牟遅神、其兎を見て、なぞも汝泣き伏せると問い給うに、兎答申さく、アレ游岐オキ島に在りて
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
彼の「妹が為めスガ採りに行きしアレ山路に惑どひ此の日暮しつ」のスガの実もまた同じくガマズミの実であって
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
何処イヅクにか 船泊てすらむ。安礼アレ崎 漕ぎみ行きしタナなし小舟(黒人——万葉巻一)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
つけたんだらう……いや、耕二アレが芸当が出来るんぢやないんだ、親達がやかまし過ぎるんだ。
耕二のこと (新字旧仮名) / 中原中也(著)
可笑おかしな事には馬とも話しが出来るの。フランスの馬は皆、馬教練所の卒業生ですって、進めアレ止れアレデ、右、左、散歩プロムナード………。皆んな聴き分けてよ。
母と娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)