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わらふだ
ふりがな文庫
“わらふだ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
円座
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
円座
(逆引き)
阿闍梨
(
あざり
)
は、白地の錦の
縁
(
ふち
)
をとった
円座
(
わらふだ
)
の上に座をしめながら、式部の眼のさめるのを
憚
(
はばか
)
るように、
中音
(
ちゅうおん
)
で静かに法華経を
誦
(
ず
)
しはじめた。
道祖問答
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
勝四郎よろこびてかの家にゆきて見れば、
七十可
(
ななそぢばかり
)
の翁の、腰は
一三六
浅ましきまで
屈
(
かがま
)
りたるが、
一三七
庭竈
(
にはかまど
)
の前に
一三八
円座
(
わらふだ
)
敷きて茶を
啜
(
すす
)
り
居
(
を
)
る。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
かく
二七
賤
(
あや
)
しき所に入らせ給ふぞいと
恐
(
かしこ
)
まりたる事。是敷きて奉らんとて、
二八
円座
(
わらふだ
)
の
汚
(
きた
)
なげなるを
二九
清めてまゐらす。
三〇
霎時
(
しばし
)
息
(
や
)
むるほどは何か
厭
(
いと
)
ふべき。なあわただしくせそとて
休
(
やす
)
らひぬ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
大殿油
(
おほとのあぶら
)
の灯影で眺めますと、縁に近く座を御占めになつた大殿様は、浅黄の
直衣
(
なほし
)
に濃い紫の浮紋の
指貫
(
さしぬき
)
を御召しになつて、白地の錦の縁をとつた
円座
(
わらふだ
)
に、高々とあぐらを組んでいらつしやいました。
地獄変
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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