“わかぎみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ワカギミ
語句割合
若君66.7%
若公33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御年紀おんとし十五の若君わかぎみ御戒おんいましめことわりに、一統いつとう感歎かんたんひたひげ、たかしはぶきするものく、さしもの廣室ひろま蕭條せうでうたり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「じゃあ、源氏げんじ若君わかぎみですね。」
牛若と弁慶 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
思想の発達せぬなま若い者の感情、追付おっつけ変って来るには相違ないと殿様の仰せ、行末は似つかわしい御縁を求めていずれかの貴族の若公わかぎみいれらるゝ御積り
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「では、何処へなと、しばし身をお慎みあったがよかろう。若公わかぎみのおん身は、信長の手もとに止めおいて、行く末、お案じなきよう御養育申しあげよう」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)