“れいめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:レイメイ
語句割合
黎明90.6%
令名7.1%
令明1.2%
青空1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
月は西に白けて、大空は黎明れいめいの気を見せて来た。そこに天地が口を開けたやうな一種いふべからざる神厳と空虚の面貌めんぼうの寸時がある。
夏の夜の夢 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
権力けんりょくを代表せられる令名れいめい高き閣下かっかは、わたくしの一座いちざ俳優はいゆうどもに、口輪くちわをはめろというご命令めいれいでございますか」
と云いながらとばりを排して入ってきた一人物がある。南安狟道なんあんかんどうの人で姓名を龐徳ほうとくあざな令明れいめいというものであった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遠くで青空れいめいをつげる鶏の声がしている。朗かな夏の朝なり。昨夜の汚ない男の情熱なんかケロリとしたように、風が絹のように音をたてて流れてくる。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)