“あさあけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
朝明60.0%
黎明20.0%
早抹10.0%
朝暁10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝明あさあけ、光の揺籃ゆりごに星と眠り
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
夏ははちすの花が早抹あさあけに深いもやの中にさいて、藪の蜘蛛くもの巣にも花にも朝露がキラキラと光って空がはれていった。藪には土橋をかけて、冠木門かぶきもんの大百姓の広庭ひろにわと、奥深く大きな茅屋根かややねが見えていた。
コン吉がこの朝暁あさあけに、風邪をひいた縞馬しまうまのように、しきりにくさめをしながら、気の早い海水浴を決死の覚悟で企てようとするゆえんは、この島の鳥貝なるものは