“口輪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くちわ85.7%
くち14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
口輪くちわからふり飛ばされて、しりもちをついたり、また空走からばしり(試走)のこまが、やんごとなき御座の正面で、ゆうゆうと尿いばりをしたりすることである。
「なに、カピ、ゼルビノ、ドルスに口輪くちわをはめろとおっしゃるか」親方は巡査じゅんさに向かって言うよりも、むしろ見物に対して聞こえよがしにさけんだ。
「では何で、わしの駒の口輪くちなどって、いて来るか」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)