“りんくわく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
輪廓58.8%
輪郭35.3%
輸廓5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
性質も沈むでゐるが、顏もくすむでゐる、輪廓りんくわくの大きい割に顏にちつともゆとりが無くほゝけてゐる、鼻はとがツてゐる、口は妙に引締ツてあごは思切つて大きい。
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
肉は薄い方だ、と謂ツてとがツた顏といふでは無い。輪郭りんくわくを取つたら三かくに近い方で、わりひたひひろく、加之拔上ぬけあがツて、小鼻まわりに些と目に付く位に雀斑そばかすがある。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
京の円山を十倍したるやうにほのかに輸廓りんくわくの思はるる山の傾斜のがくれに建てられしやかたどもにともれる青き火、黄なる火、紫の火
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)