“りょうぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瞭然78.6%
霊山14.3%
了全3.6%
涼然3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あられのぶッき羽織に、艶の光る菅笠、十手袋をさして、ぬのわらじを穿いている。誰の目にも、一目瞭然りょうぜんたる、その筋の上役人。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
折焚柴記おりたくしばのき』に見えた霊山りょうぜんの蛇など、蛇が竜となって天上した談は極めて多い(蛇が竜に化するまでの年数の事、ハクストハウセンの『トランスカウカシア』にづ)
こう申しては失礼ですが此盃これがおもしろいとはお若いに似ずお目が高い、これは佳いものではないが了全りょうぜんの作で
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
孔明は、その爆笑を一かつに打ち消して、涼然りょうぜん、こう叱りつけた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)