“よげんしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
予言者50.0%
預言者50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねんうちには何日なんにちあるとか、六号室ごうしつには面白おもしろ予言者よげんしゃがいるそうなとかと、交々かわるがわる尋問たずねるのであった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
いよいよ、あか姫君ひめぎみくろ皇子おうじとがご結婚けっこんをなされるといううわさがたちました。そのとき、一人ひとりのおばあさんの予言者よげんしゃが、姫君ひめぎみまえあらわれてもうしあげたのであります。
赤い姫と黒い皇子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
と、おばあさんの予言者よげんしゃはいいました。
赤い姫と黒い皇子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
彼奴あいつはイエスだ、ただイエスだ。なんの彼奴が預言者キリストなものか! 預言者よげんしゃなら助けを乞うはずはない。例の得意の奇蹟というので、さっさと難を遁れるはずだ。しかし」
銀三十枚 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
心配するから迷信婆々ばばあさ、あなたが御移りにならんと御嬢様の御病気がはやく御全快になりませんから是非この月じゅうに方角のいい所へ御転宅遊ばせと云う訳さ。飛んだ預言者よげんしゃつらまって、大迷惑だ
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)