“やとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
野盗25.0%
夜盗25.0%
矢頭25.0%
12.5%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のこる兵たちは、忽ち、士官と一しょに、野盗やとうと化し、城内の器物をあばき合って、またたくまに、一兵のこらず、何処いずこへともなく、逃げ去ってしまった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
多分夜盗やとうたぐいであったに相違ないが、初代の居間に忍び込んで、あらかじめ目星をつけ置いた月給入の手提袋を盗み去ろうとした時、初代が目を覚まして声を立てるか何かしたので
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
矢頭やとう。あぶないッ」
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つくス故ニ画図ノ此学ニ必要ヤもっとも大ナリ然而しかりしこうして植物学者自ラ図ヲ製スル能ハザル者ハつねニ他人ヲやとうテ之ヲ図セシメザルヲ得ズ是レ大ニ易シトスル所ニ非ザルナリ既ニ自ラ製図スルコト能ハズ且加フルニ不文ヲ以テスレバ如何シテ其うんヲ発スルコトヲ得ルヤ決シテ能クセザルナリ自ラ之ヲ製スルモノニ在テハ一木ヲ得ル此ニシ一草ヲ
依て土人をやとうて、助けられて行くとせり。然るに泥水とゴミと流れ、木材多く、歩行困難にして或は倒れんとする事あり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)