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やっきょく
あ、エウゲニイ、フェオドロイチの
有仰るには、
本院の
薬局が
狭隘ので、これを
別室の一つに
移転してはどうかと
云うのです。
入り口の
障子をあけると、二
坪ほどな
板の
間がある。そこが
病畜診察所兼薬局らしい。さらに
入院家畜の
病室でもあろう、犬の
箱ねこの箱などが三つ四つ、すみにかさねあげてある。
『
例えば
隅の
別室を
薬局に
当てようと
云うには、
私の
考では、
極く
少額に
見積っても五百
円は
入りましょう、しかし
余り
不生産的な
費用です。』