“もちこた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
持堪66.7%
持支11.1%
持続11.1%
持耐11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等が滅亡の日に出會すと、ちやうどかうした巨大胃の病人が食斷ちしたやうに、少しの持堪もちこたへもなく死んでしまふ。
飛鳥寺 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
さあいたところみやこはなの評判で、しも全盛ぜんせいきはめたりし我楽多文庫がらくたぶんこにはか月夜げつや提灯てうちんつた、けれども火はえずに、十三、十四、十五、(よく二十二年の二月出版しゆつぱん)と持支もちこたへたが
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
彼女あれが有るんで、俺も今まで持続もちこたえて来たようなものだわい」とお種も寝ながら煙草盆を引寄せた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
つまり生活が次第に崩してゆくんだ。そして、こんな心持で文学上の製作に従事するからはかのゆかんこと夥しい。とても原稿料なぞじゃ私一身すら持耐もちこたえられん。
予が半生の懺悔 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)