“めいぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
名妓54.5%
名義36.4%
名儀4.5%
明義4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数年前に吉州という評判の名妓めいぎ請出うけだし、ふっと姿をかくした利左衛門りざえもん、それが、まさか、と思えども見れば見るほど、よく似ている。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
しか宗助そうすけ邸宅やしきつてまうけたとはれては心持こゝろもちわるいから、これ小六ころく名義めいぎ保管ほくわんしていて、小六ころく財産ざいさんにしてる。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
私の胃潰瘍いかいようは極度に悪化し、日夜、死の危険におびやかされているとき、だしぬけに時の内閣官房長官西尾末広名儀めいぎによる追放令書が通達された。
親馬鹿入堂記 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
幼名を頼助、後に恒太郎、いみな明義めいぎ、またうんと称して、四十六歳以後は、その芸の字劃を二つにわけて草雲そううんと号した。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)