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むつかし
ふりがな文庫
“むつかし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
ムツカシ
語句
割合
六ヶ敷
53.8%
困難
15.4%
六箇敷
7.7%
六角敷
7.7%
難
7.7%
難渋
7.7%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六ヶ敷
(逆引き)
主翁は兎も角
忰
(
せがれ
)
や親戚の者共とも相談の上追って御返事すると云うた。「
六ヶ敷
(
むつかし
)
いな」彼は斯く思いつゝ帰途に就いた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
むつかし(六ヶ敷)の例文をもっと
(7作品)
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困難
(逆引き)
その長い五年間には、お殿様にもご機嫌よく、家来共の言葉を快くお聞きなさる時もござりましょうに。そういう場合にお取りなししたら、何の
困難
(
むつかし
)
い
障害
(
さわり
)
もなく、帰参が
適
(
かな
)
うに相違ござりませぬ。
村井長庵記名の傘
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
むつかし(困難)の例文をもっと
(2作品)
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六箇敷
(逆引き)
併
(
しか
)
しいくらこんなことを曰うても、俗人には何もわからぬ、只悲しいときには悲しい、おかしいときにはおかしい。「畢竟如何」などと
六箇敷
(
むつかし
)
いことは云わぬがよい。
楞迦窟老大師の一年忌に当りて
(新字新仮名)
/
鈴木大拙
(著)
後継者は単にお寺の留守居をすると云うことだけでも、一寸
六箇敷
(
むつかし
)
いものであるが、中興の跡を受け、又その上に事業を進めて行かんと云うには、中々の努力が必要である。
楞迦窟老大師の一年忌に当りて
(新字新仮名)
/
鈴木大拙
(著)
むつかし(六箇敷)の例文をもっと
(1作品)
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六角敷
(逆引き)
私は真直に坐り、そして馬も真直にしていることが、非常に
六角敷
(
むつかし
)
いことを知った。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
むつかし(六角敷)の例文をもっと
(1作品)
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難
(逆引き)
しかも因縁ばかり永く続いて人に信心のやや薄れた場合に、尋常一様の手段では
元
(
もと
)
奉仕した神と別れることが
難
(
むつかし
)
かったということは、しばしば
巫術
(
ふじゅつ
)
の家について言い伝えられた話であった。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
むつかし(難)の例文をもっと
(1作品)
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難渋
(逆引き)
もし我が父の知ることもやと例の密室に至りてこの
由
(
よし
)
を述べけるに、そは
難渋
(
むつかし
)
きことにあらず、
軟耎
(
やわらか
)
にして
細
(
こまか
)
きものを蛇に近づけてその
躁
(
さわ
)
ぐを雄と知り、静かなるを雌と知るべしと教へければ
印度の古話
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
むつかし(難渋)の例文をもっと
(1作品)
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