“むざい”の漢字の書き方と例文
語句割合
無罪100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殺したるは富右衞門にて裁斷さいだんすみたりと雖も富右衞門は無罪むざいなりなんぢは大罪人なり若いま富右衞門が存命ぞんめいならば爾ぢは科人とがにんと成やと有しかば段右衞門冷笑せゝらわらひ一旦御仕置に成し富右衞門が只今此處へ出候はゞ其時は急度きつと白状はくじやう致すべしと言ければ大岡殿さらばとて與力に申付られ豫てやしなおきし富右衞門を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
わたしはカピがお寺にいたという事実に対して、自分の無罪むざい証拠しょうこだてることができるであろうか。
一橋本町一丁目家主八右衞門申上奉つり候さるふゆ御所刑おしおきに相成候彦兵衞せがれ彦三郎と申者父彦兵衞無罪むざいにして御所刑に相成候事私し申上方よろしからざる故也因ては父の敵に候へば討果うちはたし彦兵衞に手向たむけ度由申候に付公儀の御成敗ごせいばいは我々力に及ばずと申聞候へ共一かう得心とくしん仕つらず殊に若年と申大坂より一人罷下まかりくだり候儀亂心らんしんの樣に相見え旅宿承まは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)