“みぞれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
96.3%
2.8%
氷雪0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばかりじゃない、そのもはや完全に近い今松の上へ、さらにいろいろさまざまの雨や雪やみぞれあられや炭を降らせた、そうして、いじめた。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
僕は父のわき火鉢ひばちそばに座って、しばらく黙って居ましたが、この時降りかけて居た空が愈々いよいよ時雨しぐれて来たと見え、ひさしを打つみぞれの音がパラ/\聞えました。父は筆をいてやお此方こちらに向き
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
日あたりのいい停車場の廊下に来て、うずくまっては例の子守女にからかわれている、雪の降る日、氷雪みぞれの日、少年は人力車夫の待合に行って焚火たきびにあたることを許される。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)