トップ
>
霰
>
みぞれ
ふりがな文庫
“
霰
(
みぞれ
)” の例文
秋の天気工合がよかったせいか、円山の原始林の黄葉がまだ八分どおり残っているのに、朝学校へ出がけに、ぱらぱらと
霰
(
みぞれ
)
まじりに初雪が降った。
雪三題
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
僕は父の
脇
(
わき
)
の
火鉢
(
ひばち
)
の
傍
(
そば
)
に座って、
暫
(
しばら
)
く黙って居ましたが、
此
(
この
)
時降りかけて居た空が
愈々
(
いよいよ
)
時雨
(
しぐれ
)
て来たと見え、
廂
(
ひさし
)
を打つ
霰
(
みぞれ
)
の音がパラ/\聞えました。父は筆を
擱
(
お
)
いて
徐
(
やお
)
ら
此方
(
こちら
)
に向き
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
或朝……
霰
(
みぞれ
)
が糸車のような響をたてて、寺院の黒い森へ降りしきっていた。
あめんちあ
(新字新仮名)
/
富ノ沢麟太郎
(著)
“霰”の意味
《名詞》
【気象・天候】あられ
(出典:Wiktionary)
“霰”の解説
霰(あられ)は、雲から降る直径5ミリメートル(mm)未満の氷粒である。雪霰と氷霰がある。
(出典:Wikipedia)
霰
漢検1級
部首:⾬
20画
“霰”を含む語句
急霰
榴霰弾
雨霰
霰弾
玉霰
霰小紋
初霰
南部霰地
霰餅
行儀霰
霰弾銃
風船霰
霰打
霰模様
霰石
霰税
霰者
霰酒
霰釜
霰雪白紛紛
...