“雨霰”の読み方と例文
読み方割合
あめあられ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
公孫越は満足して、帰路についたが、途中、森林のうちから雨霰あめあられの如き矢攻めに遭って、無残にも、立往生のまま射殺されてしまった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むちだの青竹だの丸太ん棒だの、太い綱だのが雨霰あめあられと降りかかって来る下を潜った吾輩はイキナリ親方の死骸を抱え上げて、頭の上に差上げた。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そうかと思うと、嵐のように樹々の枝を、けたたましくき騒ぐ猿の大群が、丸木舟をめがけて雨霰あめあられのように木の実を投げつけることもある。
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)