“まつば”の漢字の書き方と例文
語句割合
松葉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あわてて松葉まつばまきをくべると、ひどいけむりの中からほのおがまいたって、土間の自転車の金具が炎で赤く光った。
河沙魚 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
日蓮は鎌倉に登ると、松葉まつばやつに草庵を結んで、ここを根本道場として法幡ほうばんをひるがえし、彼の法戦を始めた。彼の伝道には当初からたたかいの意識があった。
こぼれ松葉まつばつちになるまで二人ふたりともにとちぎりしものをわればかりなにとしておくるべきとあしずりしてなげきしがいのち果敢はかなくとゞめられてふたゝんともおもはざりし六疊敷ろくでふじき部屋へや
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)