“ほんぽ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
本保25.0%
本舖25.0%
本舗25.0%
本鋪25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本荘ほんじょうに対する新荘も同じく追加開墾地である。その本荘が公田すなわち国の領地である時には荘と言わずにごうまたはという。新郷しんごう別保べっぽ新保しんぽなどは本郷ほんごう本保ほんぽに対する別符である。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
わが友はこの福島町なる奇應丸きおうぐわん本舖ほんぽ高瀬なにがしの家にとゞまれりと聞くに、町にるやいな、とある家に就きてまづその家の所在を尋ねしに、朴訥ぼくとつなる一人の老爺らうやわざ/\奧より店先まで出で來りて
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
芝公園大門わきに『わかもと』の本舗ほんぽがある。その『わかもと』の事務所は、寺院の一部であった。観相家かんそうかの松井桂陰けいいん君が某時あるときその『わかもと』の某君ぼうくんを訪問した時
商売の繁昌する家 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
酒屋の払いもきちんきちんと現金で渡し、銘酒めいしゅ本鋪ほんぽから、看板を寄贈きぞうしてやろうというくらいになり、蝶子の三味線もむなしく押入れにしまったままだった。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)