“ほしいい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
38.5%
乾飯30.8%
干飯30.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石のかまどに備えつけのなべで持って来たほしいいをもどし、干味噌をまぜた雑炊を作ってべた。そしてひと休みするとすぐにまた出発した。
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
日にげたる老翁ろうおう鍬を肩にし一枝いっしの桃花を折りて田畝でんぽより帰り、老婆浣衣かんいし終りて柴門さいもんあたりたたずあんにこれを迎ふれば、飢雀きじゃくその間をうかがひ井戸端の乾飯ほしいいついば
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
干飯ほしいいなり持って行って、隠して置いてやりさえすればいいのだ、それだけのことはしてやらずばなるまい。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)