“ほおずり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頬摺90.0%
頬摩10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早く頬摺ほおずりしてひざの上に乗せ取り、護謨ゴム人形空気鉄砲珍らしき手玩具おもちゃ数々の家苞いえづとって、喜ぶ様子見たき者と足をつまて三階四階の高楼たかどのより日本の方角いたずらにながめしも度々なりしが
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
浅黄あさぎ手絡てがらけかかって、透通すきとおるように真白まっしろほそうなじを、膝の上に抱いて、抱占かかえしめながら、頬摺ほおずりしていった。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
但しその親切は初から少しねばりがあるように感じて、嫌であったが、年長者に礼を欠いではならないと思うので、忍んで交際していたのである。そのうちに手を握る。頬摩ほおずりをする。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)