“ほほずり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頬摩50.0%
頬擦50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼のでて帰らざる恋しさにへかねたるゆふべ、宮はその机にりて思ひ、そのきぬ人香ひとかぎてもだえ、その写真に頬摩ほほずりしてあくがれ、彼おのれれて、ここに優き便たよりをだにきかせなば
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
あけに染みたる白刃しらはをば貫一が手に持添へつつ、宮はその可懐なつかしこぶし頻回あまたたび頬擦ほほずりしたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)