“頬擦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほおず80.0%
ほほずり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
犬の死骸じゃなかろうかと、摺抜すりぬけようとしたけれども、頬擦ほおずるばかりのびんかおりに。……
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お増は無造作に自分の膝へ抱き取った子供の柔かい顔に、頬擦ほおずりなどしながら言った。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
あけに染みたる白刃しらはをば貫一が手に持添へつつ、宮はその可懐なつかしこぶし頻回あまたたび頬擦ほほずりしたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)