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頬擦
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ほおず
ふりがな文庫
“
頬擦
(
ほおず
)” の例文
犬の死骸じゃなかろうかと、
摺抜
(
すりぬ
)
けようとしたけれども、
頬擦
(
ほおず
)
るばかりの
鬢
(
びん
)
の
薫
(
かおり
)
に。……
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お増は無造作に自分の膝へ抱き取った子供の柔かい顔に、
頬擦
(
ほおず
)
りなどしながら言った。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
いままであんまり
構
(
かま
)
いつけなかった子供を急に大事にしはじめるやら、ちょっと姿が見えないといっては大騒ぎするやら、それを裏庭で「発見」した母親が
頬擦
(
ほおず
)
りして泣くやら、父親は
チャアリイは何処にいる
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
と云いながら
頬擦
(
ほおず
)
りをした。
猫と庄造と二人のおんな
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
頬
部首:⾴
15画
擦
常用漢字
中学
部首:⼿
17画
“頬”で始まる語句
頬
頬杖
頬冠
頬張
頬被
頬辺
頬骨
頬白
頬髯
頬桁