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ほゝず
ふりがな文庫
“ほゝず”の漢字の書き方と例文
語句
割合
頬摺
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頬摺
(逆引き)
青い地味な
袷
(
あはせ
)
がよく似合つて、思ひ出したやうに娘の冷たい死顏と
頬摺
(
ほゝず
)
りする、痛々しい歎きを見せられて、平次は一歩部屋の中に入つた足を停めたほどでした。
銭形平次捕物控:196 三つの死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
殘つた二人は白旗直八と
幇間
(
ほうかん
)
の左孝、二人共、鬼になりたくてなりたくて仕樣のないといふ人間——雛妓を追ひ廻して
頬摺
(
ほゝず
)
りするのを鬼の役得と心得て居る人間でした。
銭形平次捕物控:054 麝香の匂ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
抱いたり、搖ぶつたり、
頬摺
(
ほゝず
)
りしたり、お常は半狂亂の態ですが、勘太郎はもう息も絶え/″\、脈も途切れて、死の色が、町の子らしい華奢な顏に、薄黒い
隈
(
くま
)
を描いて行くのです。
銭形平次捕物控:073 黒い巾着
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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