“ほうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
封地55.6%
報知22.2%
放置11.1%
法治11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうやって裸体のまま引廻された八重垣姫は、その城下から封地ほうちの屋形に連れ戻されることになり、馬は姫を載せて本居の城あとの見えるところまで進んできた。
そのかいもなく、戦死せんし報知ほうちがあったときには、わたしは、まったく転倒てんとうしてしまった。
雲と子守歌 (新字新仮名) / 小川未明(著)
仏天青フォー・テンチンは、一つには睡眠剤を呑みすぎたせいもあり、また一つには、日暮ひぐれに宿についた臨時の客であったせいもあり、彼は起きないままに、部屋の中に放置ほうちされていた。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しかしこれは高き見地より見てのことであって、社会がいまだ法治ほうちの階段に進まない時代には、武勇は社会の安全に対する保障ほしょうで、武勇なければ生命も財産も危険にひんするばかりである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)