“ぶっくだ”の漢字の書き方と例文
語句割合
打砕100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭ア打砕ぶっくだいても構わねえだ、われ恩を忘れたか、此の夏の取付とりつけに瓜畑へ這入へえって瓜イ盗んで、生埋にされる処を、うちの惣次郎が情けぶけえから助けて、く処もねえ者に羽織イ着せたり
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「まだ言うか、われ、そのおとがいを打砕ぶっくだいてくれる」
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
私が此の二十枚の皿を悉皆みんな打砕ぶっくだいたが、二十人に代って私が一人死ねば、あとの二十人は助かる、それに斯うやって大切でえじな皿だって打砕ぶちくだけばもと土塊つちッころだ、金だって銀だって只形を拵えて
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
他に工夫がえから、いっわざわいの根を絶とうと打砕ぶっくだいてしまっただ、私一人死んで二十人助かれば本望でがす、私もわけえ時分には、心得違こころえちげえもエラ有りましたが、ようやく此の頃本山寺ほんざんじさまへ行って
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)