“ふんぱつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奮発73.1%
奮發15.4%
憤発11.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば僕が朝起きて今日は天気もよいし、気分もいいから、一奮発ふんぱつして十里先へ遠足する、とこう心の内に十里づかを目的として出発する。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
みなみでは養蠶やうさん結果けつくわかつたのとすこしばかりあまつたくは意外いぐわい相場さうばんだのとで、一ゑんばかりのさけ奮發ふんぱつしたのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
悔悟憤発ふんぱつして国家に尽くす志あるのともがらは寛大の思し召しをもって御採用あらせらるべく、もしまた、この時節になっても大義をわきまえずに、賊徒とはかりごとを通ずるような者は
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)