“憤発”の読み方と例文
読み方割合
ふんぱつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
志を通し候に付き、いよいよ憤発ふんぱつ致し長崎表へ立越し候えども、一旦退帆後にて便を得ずむなしく帰府致し候。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
悔悟憤発ふんぱつして国家に尽くす志あるのともがらは寛大の思し召しをもって御採用あらせらるべく、もしまた、この時節になっても大義をわきまえずに、賊徒とはかりごとを通ずるような者は
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
修業の功をつみし上、憤発ふんぱつの勇を加えしなればさえし腕は愈々いよいよえ鋭きとういよいよ鋭く
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)