“ふみとま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
踏止50.0%
踏留50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
切られるかと思ひ何分なにぶんふるへて足も踏止ふみとまらぬを漸々やう/\大岡殿の前へ罷出まかりいで平伏へいふく何卒なにとぞ御慈悲おじひの御沙汰を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そして幾箇いくつの橋を渡ツて幾度道を回ツたか知らぬが、ふいに、石か何かにつまづいて、よろ/\として、あぶなころびさうになるのを、辛而やつと踏止ふみとまツたが、それですツかりが覺めて了ツた。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
芸術はそこに踏留ふみとまつてゐるものではなくて、その一歩先の、主客合一、乃至主客即不即の境まで入つて行かなければならないものではないか。
自他の融合 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
近松位のところで踏留ふみとまつてゐる方が芸術か、ツルゲネフ、ドオデヱ位のところに停滞して美化してゐるのが芸術か。
西鶴小論 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)