踏留ふみとま)” の例文
芸術はそこに踏留ふみとまつてゐるものではなくて、その一歩先の、主客合一、乃至主客即不即の境まで入つて行かなければならないものではないか。
自他の融合 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
近松位のところで踏留ふみとまつてゐる方が芸術か、ツルゲネフ、ドオデヱ位のところに停滞して美化してゐるのが芸術か。
西鶴小論 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)