“ふけつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不潔89.5%
不汚10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
障子しょうじは破れたきり張ろうとはせず、たたみはらわたが出たまゝ、かべくずれたまゝ、すすほこりとあらゆる不潔ふけつみたされた家の内は、言語道断の汚なさであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
こんな何處の山犬とも知れない不潔ふけつさうな女が、ノメノメと押掛けて來たのが、腹が立つてたまらなかつたのです。
うごきもせぬ大食おおぐいな、不汚ふけつきわま動物どうぶつで、始終しじゅうはなくような、むねわるくなる臭気しゅうきはなっている。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
不汚ふけつきはま動物どうぶつで、始終しゞゆうはなくやうな、むねわるくなる臭氣しうきはなつてゐる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)