“ひるが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
59.0%
33.0%
8.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳰鳥はさっと身をひるがえし、岩を伝って逃げようとした。その裾を素早く踏み止めた大力無双の甚五衛門は憐れむように声を落とし
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
喘ぎながら多可子は、わずか十四の政枝が思いつめた死の決意を考えてみ、それをひるがえさせるだけの立派な理由を見出そうと努めた。
勝ずば (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
あんに知ッていたので、いわゆる虫が知ッていたので,——そのひるがえるふりのたもと、その蹴返けかえきぬつま、そのたおやかな姿、その美しい貌、そのやさしい声が
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)