“はりか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貼替40.0%
張換20.0%
張替20.0%
貼代20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柳の葉のみどりかして、障子の紙は新らしく白いが、秋が近いから、破れてすすけたのを貼替はりかえたので、新規に出来た店ではない。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かつて殿様のお鷹野たかのの時に、御休息所になったという十畳の離座敷はなれざしきは、障子が新しく張換はりかえられ、床の間に古流の松竹がけられて、びの深い重代の金屏風きんびょうぶが二枚建てまわしてある。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そろひ浴衣ゆかたをはじめとして、提灯ちやうちん張替はりかへをおください、へい、いたゞきにました。えゝ、張替はりかへをおとゞまをします。
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
旗本といえば歴乎れっきと聞えるが、幕臣山岡家は微禄びろくだし豊かでなかった。庭の草も茫々、障子の貼代はりかえも年に一度を二年越しに持たせたりしている。
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)