“はずかしめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魯西亜ロシアと日本は争わんとしては争わざらんとしつつある。支那は天子蒙塵てんしもうじんはずかしめを受けつつある。英国はトランスヴㇵールの金剛石を掘り出して軍費の穴をめんとしつつある。
倫敦消息 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
これよりさき優善が隠居の沙汰さたこうむった時、これがために最も憂えたものは五百で、最もいきどおったものは比良野貞固さだかたである。貞固は優善を面責めんせきして、いかにしてこのはずかしめすすぐかと問うた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
絵草紙や講談師の筆記にある木村長門守きむらながとのかみが茶坊主のためにはずかしめを受けたとき、ってこれを斬りつることは、なんらのめんどう手数もなかったであろうし、また女子供らの喝采かっさいを博するためには
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)