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はしな
ふりがな文庫
“はしな”の漢字の書き方と例文
語句
割合
端無
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
端無
(逆引き)
貫一は帽を打着て行過ぎんとする
際
(
きは
)
に、ふと
目鞘
(
めざや
)
の走りて、館の
賓
(
まらうど
)
なる貴婦人を一
瞥
(
べつ
)
せり。
端無
(
はしな
)
くも
相互
(
たがひ
)
の
面
(
おもて
)
は合へり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
端無
(
はしな
)
くも銀座あたりの女給と窓の女とを比較して、わたくしは後者の
猶
(
なお
)
愛すべく、そして猶共に人情を語る事ができるもののように感じたが、街路の光景についても
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
端無
(
はしな
)
くも幹の中央に
貼附
(
はりつ
)
けたる一片の紙に注げり。
黒壁
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼は
実
(
げ
)
に夢ならでは有得べからざる
怪
(
あやし
)
き夢に
弄
(
もてあそ
)
ばれて、
躬
(
みづから
)
も夢と知り、夢と覚さんとしつつ、なほ
睡
(
ねむり
)
の中に
囚
(
とらは
)
れしを、
端無
(
はしな
)
く人の呼ぶに
駭
(
おどろか
)
されて、
漸
(
やうや
)
く
慵
(
ものう
)
き枕を
欹
(
そばだ
)
てつ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
と
端無
(
はしな
)
く彼は
憶起
(
おもひおこ
)
して、さばかりは
有
(
あり
)
のすさびに徳とも為ざりけるが、世間に量り知られぬ人の数の中に、誰か故無くして
一紙
(
いつし
)
を与ふる者ぞ、我は今
聘
(
へい
)
せられし測量地より
帰来
(
かへりきた
)
れるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
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