“はえぎは”の漢字の書き方と例文
語句割合
生際100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瞼、生際はえぎは、鼻のまはり、所謂いはゆる死の色を呈して、少し蒼味がかツて、唇の色もめてはゐるが、美しい顏は淋しく眠ツてゐるかと思はれるやうだ。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
母親は絶えずお葉の顔を見つめながら、彼女の乱れた生際はえぎはを冷たいタオルでぬらして居た。
青白き夢 (新字旧仮名) / 素木しづ(著)
いつまでもしづんでたいやうな心持こゝろもちがした。與吉よきちきはせぬかと心付こゝろづいたときろくあらひもしないでしまつた。それでもかほがつや/\としてかみ生際はえぎはぬぐつても/\あせばんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)