“まぎわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
間際90.4%
真際8.5%
生際1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
めいめいがもう帰る間際まぎわであったらしく洗った道具を携えていた。そして何かがやがやいっていたが、その中から一人の僧が出て来て
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それでも、息を引きとる真際まぎわまで、うれしそうに、おれの両手を握りしめていたが——その顔は、今も忘れられねえんだ——
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
警部補の発言で、人々は自動車くるまを捨てて谷際たにぎわへ立った。ヘッド・ライトの光の中へ屈み込んで調べると、間もなく道端の芝草の生際まぎわに、クーペが谷へ滑り込んだそれらしい痕がみつかった。
白妖 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)