“のたも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
92.3%
宣給7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滞留のあまりに久しければ、さまざまの係累けいるいもやあらんと、相沢に問いしに、さることなしと聞きてちいたりとのたもう。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
たまたま大朝だいちょう鍋平朝臣なべひらあそん、一日、私にのたもうよう、あの亀はどうした、おしいもんや、一つそれを市民博物館へ寄附したらどうやとの事で、私も直に賛成した。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
其習は本性の如く人にしみ附きて離れず。老子は自然と説く。これ。孔子いわく述而不作のべてつくらず信而好古しんじていにしえをこのむ窃比我於老彭ひそかにわれをろうほうにひす。かく宣給のたもふときは、孔子の意もまた自然に相近し
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)