“につか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
似合33.3%
似附33.3%
日荷33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほんの七、八日、長くても十日ぐらいのつもりで家を出て、母も心配し切っているし、そうそう学校を休んで遊んでいるというのも、ふだんのお前にも似合につかわしからぬこと。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
餘所よそほかへ御縁付といふ事ならばいと似附につかはしき縁談えんだんが御座りまするが如何いかゞであるかと申すはほかの事ならず吾儕家わたくしどもの若主人は十九になり箇樣々々かやう/\孃樣ぢやうさまとは年齡としごろから容貌の程も一つゐなれば此方へよめにお貰ひ申す譯には參りますまいかと問ば主個あるじかうべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
隆白小柴の伯父を訪ふ。待つ間に一睡す。隆白帰。雨亦晴。又出て日荷につか上人を拝し、朝比奈切通の上にて憩ひ、崖間の清泉を掬し飲む。此辺野葛のくず多し。枝柄えから天神祠前を過ぐ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)